薄毛で悩んでいる方の強い味方である「かつら」は、自毛ではないので手入れが少し難しいです。正しい手入れをしなければ、毛が絡まったり、抜け毛がおきてしまいます。かつらは決して安いものではないので、できるかぎり長持ちさせたいでしょう。
そこでこの記事ではかつらの正しい手入れ方法についてご紹介します。かつらの手入れ方法について悩んでいた方は、ぜひ参考にしてください。
かつらの洗い方
まず、かつらは毎日洗わずに「2~4日に1度」の頻度に抑えたほうが寿命は延びます。皮脂や汗の量を考慮して、洗うタイミングを決めましょう。かつらを洗うときは基本的に頭から外して洗うのですが、素材別でその手入れ方法が変わるので、以下でご説明します。
人工毛/ ミックス毛(人工毛と人毛)
洗面器にシャンプーを水で溶かして、5~10分程度つけ置きをします。自然と汚れが浮き出てくるので、わざわざゴシゴシしなくても軽く押し洗いする程度で大丈夫です。シャンプーを流したら水で溶いたリンスをつけ、1分程度放置し、そのまま洗い流して完了です。
かつらを乾かすときは、ドライヤーを使わずに、タオルドライをしましょう。タオルドライでは完全に乾かないので、1日陰干しします。完全に乾いたら、かつら専用のスタイリングスプレーを使って好みのスタイルにセットしてください。人工毛が入っているかつらには、絶対にお湯は使わないようにしましょう。ミックス毛の場合は、ドライヤーを使っても大丈夫ですが、温風ではなく冷風のみにしてください。
人毛
人毛は、人工毛やミックス毛の洗髪方法と違い、ぬるま湯を使います。溶かしたシャンプーにつけ置きするところまでは同じですが、押し洗いではなく、毛先からトップに向かってとかし洗いをします。シャンプーを流した後にリンスをつける時も、とかし洗いをしましょう。
人毛のかつらはドライヤーをあてても問題ありません。ある程度自毛と同じように扱ってもいいですが、どんなときも優しく、丁寧に扱うのが基本です。
ブラッシングの仕方が大事
かつらを着用する前と後は必ずブラッシングするようにしてください。ただ、かつらによってブラッシング方法は変えなければいけないので、以下でご説明します。
カールのかつら
元々カールがついているかつらは、コームやブラシでとかしてしまうとカールが取れてしまうのでやめましょう。人毛であればコテを使って再度スタイリングすればいいのですが、それ以外の素材はコテを使えないのでカールを復活させることは難しいです。そこで、カールのかつらをとかす時は、くしの柄の部分を使って上から下に滑らしましょう。ある程度毛束感は残ってもいいので、絡まりをほぐすことができれば大丈夫です。
ストレートのかつら
ストレートのかつらをブラッシングする時は、かつら用のブラシを使ってとかします。この時トップからとかしてしまうと毛先が絡まてしまうので、毛先からトップに向かって順番にとかすことです。ブラッシングをこまめにすることで長持ちするので、毎日の日課として続けましょう。
トップにボリュームのあるかつら
トップにボリュームを出すためのかつらは、トップの部分にボリュームを出すような造りになっています。そのため、くしで強くとかすとボリュームがなくなってしまうので、ふんわりとブラッシングしてください。
コテやアイロンは使って大丈夫
かつらに変なクセがついたり、スタイルを変えたかったりしたいとき、コテやアイロンを使いたいと思ったこともあるでしょう。人工毛とミックス毛は熱を加えると縮れたり、切れたりすることがあるので、基本的に使用禁止です。
しかし、100%の人毛かつらであれば、問題なく使うことができます。片手でかつらを持ちながらスタイリングするのは難しいので、セット用坊主があると便利です。人毛かつらはたった1つ持っておくだけでスタイルの幅が広がるので、おすすめです。
まとめ
かつらの種類は大きく分けて3つありますが、それぞれで手入れ方法は違います。人毛であれば自毛と同じように扱っても問題ないですが、人工毛やミックス毛は水しか使ってはいけなかったり、コテやアイロンを使ってはいけなかったりと、いくつかのルールがあります。それぞれの素材にあった方法で日々の手入れをしましょう。
JR京都駅から徒歩5分の場所にある有限会社スタックサービスでは、女性・男性かつらのオーダーメイド、かつら修理から、増毛、育毛に関する施術や関係商品の販売を行っております。お客様のご要望をお聞きし、1人1人にあったかつらをご提供しています。「今のかつらに満足していない」「これからかつらを着用したい」と思っている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。