ウィッグネットって何?ウィッグ初心者が知っておくべきウィッグネット基礎知識

ウィッグネットって何?ウィッグ初心者が知っておくべきウィッグネット基礎知識

ウィッグネットという言葉をご存知ですか?これからウィッグをつけようとしている方でもあまり馴染みのない言葉かもしれません。美容師やウィッグを取り扱う業界関係者であれば、ウィッグネットは重要な役割を果たしていることをご存知かと思います。

そこでこの記事では、これからウィッグをこれからやってみたい方に知っておいてほしいウィッグネットの基礎知識をご紹介していきます。これからウィッグをつけてみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ウィッグネットって何?

よくテレビで芸能人の方が女装をしたときに、かつらが取れてしまうシーンが流れてしまうことがあります。そのウィッグの下に黒いカバーを被っているのを見たことはないでしょうか。ウィッグの下に装着している黒い被り物がウィッグネットです。

ウィッグネットはこのウィッグの下につけるネットのことです。ただ、ウィッグメーカーによって呼び方が違うことがあります。ウィッグネットは種類があり、用途によって使い分けをします。筒状のタイプやキャップ状のタイプがあり、髪の毛が長い方であれば筒状のウィッグネットを使い、医療用の場合はキャップ状のウィッグネットを使います。

ウィッグネットはどんなときに必要?

ウィッグネットは自分の髪の毛をまとめることでウィッグをつけやすくする目的があります。もしウィッグネットをつけずにウィッグをつけてしまうと自分の髪の毛がウィッグからはみ出てしまいます。ウィッグネットをつけると地毛がはみ出てしまうのを防止できるだけでなく、頭皮を平らにすることで凹凸がなくなりウィッグの違和感を無くしてくれます。ウィッグがより自然になるためにもウィッグネットは必須アイテムです。

ウィッグネットには主に二つの種類があります。

一つは筒状のウィッグネットです。これは長い髪の毛の方におすすめのウィッグネットで長い髪の毛もキレイにまとめることができます。またネットをかぶることでズレを防止することができます。

もう一つのウィッグネットの種類がキャップ状のタイプになります。医療用でウィッグを装着するときには、頭皮の髪の毛が脱毛していることがあるので、頭皮のことを考えた素材となっています。特に医療用のウィッグネットは直接頭皮に触れるため、通気性や装着感が通常のウィッグネットと違い、水泳帽子のようにかぶることができます。

このようにウィッグといってもおしゃれ用と医療用で形状や材質が違います。自分のウィッグの目的によってウィッグネットを選びましょう。

ウィッグネットの被り方

地毛の長い方は、ウィッグネットをかぶるときには出来るだけ髪の毛をまとめてかぶる必要があります。髪をまとめるときはヘアピンなどで止めることで、地毛が動くことで生じるウィッグのズレを防止することができます。ウィッグネットは、まず首までかぶったらそれを生え際まで引き上げヘアーバンドのようにかぶります。そしてウィッグネットを折りたたんでヘアピンで固定しましょう。筒状のウィッグネットの場合は、地毛をいかにコンパクトにまとめるかがポイントになります。

医療用のキャップ状のウィッグネットは、水泳帽と同じようにただ被るだけなので簡単です。

市販のものもありますが、ウィッグをオーダーメイドで購入するときに、販売店で専用のウィッグネットが勧められることが多いので、装着の仕方は販売員に相談するのもおすすめです。

ウィッグネットのおすすめは?

地毛の長い方が、自分のイメージを変えるのにウィッグをかぶるのであれば、市販のウィッグネットでもいいかもしれません。ただ、筒状のウィッグネットであってもフリーサイズであるために自分の毛量によって平坦にならなかったり、まとまりがうまくいかなかったりすることも多いです。その場合は、専門店のウィッグネットがおすすめです。

また医療用でウィッグをかぶる方であれば、出来るだけ専用の筒状ウィッグネットをかぶりましょう。医療用は治療過程で脱毛しているためにかぶることがほとんどです。脱毛状態の頭皮は非常に敏感なため、市販のウィッグネットではネットの目が荒いゆえに頭皮トラブルの原因になる可能性があります。専用のウィッグネットであれば肌触りがいいだけでなく通気性もよく、しかもズレにくい専用の加工がされているウィッグネットもあります。そのため医療用でウィッグを使用される方は、見た目や頭皮のためにも専用のウィッグネットを使いましょう。

まとめ

ウィッグネットは、ウィッグがズレないようにするためだけでなく、よりウィッグが自然になるために欠かせないアイテムです。地毛の長い方であれば筒状、医療用であればキャップ状のウィッグネットが使用されます。頭皮の状態が異なることから筒状とキャップ状ウィッグネットでは材質も違ってきます。特に医療用でウィッグを使用される場合は専用のウィッグネットを使うのがおすすめです。

「スタッフサービス」では、ウィッグネットの使い方などもサポートしております。お気軽にご相談ください。